日高川の渓谷沿いに10軒あまりの宿が並ぶ龍神温泉は、山の中の静かな落ち着いた温泉である。
上御殿は、龍神温泉の中でも最も由緒ある宿で、江戸時代には紀州徳川家の殿様専用の湯殿であったとのこと。
当時の建物は、明治時代に火事で焼けてしまったが、殿様の「御成の間」が、玄関を入ったところに復元されている。
浴室はすべて木でできており、湯船は総檜造り。木の香りが漂い、大きな窓から見える山と渓谷が美しい。また、渓流沿いには石で組んだ小さな露天風呂もある。
湯は無色透明の重曹泉。さすがに「日本三美人の湯」のひとつだけあって、面白いぐらいに肌がスベスベになる。かなりいい湯だ。
夜、食事を終えてくつろいでいると、私たちの部屋に宿の女将がやって来て、上御殿の由来を語ってくれた。女将の名前は龍神 綾さんといって、当時80才ぐらいの上品なおばあさん。(しかし「龍神」という苗字は凄い..) 着物を着てチョコンと座っている綾さんは、まるで置物のようである。
話によると、龍神一族は平家の末裔で、京都を逃れてこの地に来たとのこと。よくある平家の落人伝説であるが、綾さんを見ていると、信じられそうな気がする。そう言えば、綾さんの話す言葉は、和歌山の山奥とは思えないような見事な京言葉であった。 |
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| 泉質 |
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| ナトリウム-炭酸水素塩泉 48度 |
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日帰り入浴情報 |
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不可 |
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アクセス |
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| JR紀勢本線紀伊田辺駅からバスで約1時間半、「龍神温泉」バス停下車すぐ。 |
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龍神の温泉街
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初入湯年: 1992年
(最終更新日: 2009年11月) |
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