スイス あの街、この街 日が暮れて: 「トゥーン」

トゥーンの街はベルン経由でグリンデルワルトへ行く時に必ず通るので寄られた方も多いことでしょう。
この街もベルンなどと同様にツェーリンゲン家が建設したものですが、高台には美しいトゥーン城があり、旧市街には珍しい2階建てになったショッピングストリートがあります。
お城は現在歴史博物館になっており、夏季には城内の広場でコンサートなどが開催されます。
またトゥーン湖畔には食事がとても美味しい高級レストランの「シュロス・シャダウ」があります。


「子守唄」や「甲斐なきセレナーデ」 「乙女の歌」など、大変美しい曲を作曲している音楽家のヨハネス・ブラームスは、1886年から88年の3年間夏の間、このトゥーンに滞在しています。
彼はハイキングが好きで、今では「ブラームスの小道」と名づけられている湖畔の道を歩いたり、シュピーツに近いニーセン山などによく登ったといわれています。 そして1886年にはここで、 →

セレナーデ作品 106/1
  Der Mond steht über dem Berge,   月が山の上にかかっていて
  So recht für verliebte Leut;   恋人たちにはもってこいである
  Im Garten rieselt ein Brunnen,   庭には噴水がざわめくほかは
  Sonst Stille weit und breit.   あたりに物音ひとつしない
  〜 以下省略 〜    (歌詞対訳:白石隆生/敬子さんのCDより引用)



フランツ・クーグラーの詩による「セレナーデ作品106/1」を作曲しています。
その他の観光スポットとしては遊覧船に乗ってインターラーケン・ヴェストまで船の旅を楽しむのもよいでしょう。
途中、美しいオーバーホーフェン城やシュピーツ城などを見ながら行く、“のんびり船旅”も乙なものです。