香川クリニックのロゴ漢方薬の処方

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 当クリニックでの膠原病、リウマチ治療に関する漢方薬の処方について、ご説明します。

 当クリニックでは膠原病、リウマチ性疾患に対する漢方治療を行っています。その理由として、ほとんどの患者さんが副腎皮質ステロイドホルモンを服用しており、その副作用を少しでも軽くするためにステロイド薬の減量を希望されています。

 しかし単純に減量するだけではまた再び病気の悪化も心配されるため、何か他のお薬を併用しながらステロイド薬を減量していくことをいつも私のテーマとしております。そこでその他の免疫抑制剤を併用することもありますが、このお薬にも副作用の心配はありますので、副作用の心配の少ない漢方薬の併用を試みています。

 漢方薬の効果発現には少し時間がかかりますが、私は膠原病の患者さんに以下のような漢方薬を処方し、ステロイド薬の減量に成功している例も経験しています。患者さんからも漢方薬なら安心して服用できると評判です(少々苦くて服用しにくいですが)。いくつかの漢方薬をご紹介致しましょう。 

 1) ツムラNo.48 十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)

 このお薬は一般的に体力低下、疲労倦怠、貧血症状などに使用されていますが、膠原病では全身性エリテマトーデス(SLE)に効果があると言われており、当院でもステロイド薬に併用しています。実際にステロイド薬の減量に成功した患者さんもおられます。

 2) ツムラNo.97 大防風湯(ダイボウフウトウ)

 このお薬は関節の腫れや痛みに対して効果があると言われており、膠原病では関節リウマチ(RA)に使用しています。抗リウマチ薬と併用して、リウマチの症状改善に効果を発揮しています。

 3) ツムラNo.34 白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)

 このお薬はのどの渇きとほてりに対して効果があると言われており、膠原病ではシェーグレン症候群などの乾燥症状に対して使用しています。このお薬単独でも渇きの症状がかなり改善した例もありますが、ほとんどの患者さんでは、渇きの症状が悪化しないようにという目的で使用しています。

 4) ツムラNo.38 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)

 このお薬は手足の冷えや痛みに対して効果があると言われており、膠原病ではレイノー現象などの末梢循環障害による手足先のしびれ、冷感、痛みに対して使用しています。その他の循環改善剤と併用することが多いですが、『手が暖かくなってきた』などの改善例が多数認められ、効果を発揮しています。特に真冬になる前の季節に服用して、予防的に使用することも多いです。 

 5) ツムラNo.114 柴苓湯

 本来浮腫(むくみ)を除去したり下痢、胃腸炎などに使用される漢方であるが、内因性ステロイドを増強することにより抗炎症作用を示すことが文献的にも証明されています。そこで当院ではSLEを中心にステロイドの減量目的としてこの漢方を併用しています。 

 6) ツムラNo.68 芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

 筋肉のけいれんを伴う疼痛に使用される漢方でいわゆる『こむら返り』の際に使用しています。膠原病では筋炎の患者さんの筋肉痛に対してステロイドと併用しながら使用している例があります。 

  このほか、当クリニックでは

7) ツムラNo.24 加味逍遙散(カミショウヨウサン)を更年期症状に対して

8) ツムラNo.137 加味帰脾湯(カミキヒトウ)を血小板減少症に対して

9) ツムラNo.14 半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)を胃腸症状に対して

など幅広く漢方治療を行っています。

 ご希望の患者さんはご相談下さい。

 

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